アルバイト先に、とても人当たりがよく、お客さんから好かれている、藤本さんという人がいる。
私は、わりと他人から好かれやすいタイプだと自負していたのだけれど、藤本さんには及ばない。
藤本さんは、物腰が柔らかく言い回しも丁寧で、こちらの気持ちを汲んでくれていると感じることができる。関西の方言がところどころに滲んでいて、親しみやすい。可愛らしさのある人だ。
普通にやり過ごしていたら会話なんて生まれないであろう時でも、藤本さんは何かしら相手と良い交流をしている。
人が好きなのかな?疑問に思ったので聞いてみた。回答は「まぁ…、まぁふつうですね」。
なるほど。
なんだかちょっと悩んでいるように感じさせる質問をしてしまったのか案の定、質問返しをくらった。
私も、人はまぁ、まぁ好きだ。好きな人は好きだし、なんとも思ってない人も話してみると結構楽しかったりするから。
ただ疲れるんです。という話をした。
他の人間はどう見えてどう感じているのか知らんが、視界の端で何かが動いていると気になって集中できなくなってしまう。周りの声や音、匂い、感触、話をしている相手の視線も挙動も、私にとっては情報で、常にずっとインプットしている状態に近い。情報過多で脳が普通に疲れます。
でも情報が紐付けできると、相手が何を求めているのか、気づくことができる。そんなことを二十年近く自然としていた結果として常に考えてしまう。人の本音と建前を探ってしまう。
まんまと本当に悩んでいる人の回答になってしまった。
藤本さんはすぐに、「人の気持ちが考えられるのは才能ですね」と言ってくれた。そして、「じゃあ、自分に優しくせんとあかんですね」とも言ってくれた。
藤本さんは、人を励まして自信をつける才能がありますね…
なるほど…。セルフコンパッション。
その数週間前に、広告で自律神経バランスを計測してくれるアプリ(Upmind)を見つけたので興味本位で5日間試してみたのだった。
やっぱりこういうの(計測してデータを蓄積する)は、5日間といわずに長く継続することが大事だよなぁと思いながら解約したのであるが。
そのアプリ(Upmind)の中で“学習”というコンテンツがあり、そこでお初にお目にかかったのがセルフコンパッション。効果的なストレスマネジメントの方法として注目されているとのこと。
コンパッションは,困っている人を見たとき,その苦痛を何とかしてあげたい,苦しみを取り除いてあげたいと自然と湧き起こってくる感情のことである。
公益社団法人 日本心理学会より 関西学院大学文学部 教授
有光 興記 セルフコンパッションと「あるがまま」
自分を友人だと思って接したら、ストレスにも効果的だよ〜。ということみたい。
ということで、私の2023年下半期の目標は、セルフコンパッションに決定。
こんな形で、自分から見ると点と点が繋がった感覚。これも大事にしたい感覚。
藤本さんは、セルフコンパッション、しているのでしょうか、気になる。
自分に優しくする って、思っているより難しいよね、どうやって優しく接していくのか、悲しことがあったらやってみよう。
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