本題。「貧困層の連鎖を止めるにはどうしたらいいか」をテーマに論文を書くらしい。その人は自分も周りにも貧困層の人がいないので全くもってわからないという。死ぬほど働くか、金持ちと結婚するかすればいい、と言う。もう一人は、貧困なのは努力が足りないだけだとも言う。
私はその店で、時給1,100円で働いている貧困層の人間だ。私はやりたくないことを避け続けてのらりくらりとしているので、いわば好きで貧困やっている訳だけど、幸せになるために離婚して、一人で私を育ててくれた母親が“努力がたりない”なんて言われるのは違う気がする。
努力だけでどうにかなるなら、それはよっぽど幸せなんじゃないかと思う。
私は何も知らなかった。知ろうとしなかった。たくさんの知るべきことがあることを知らなかった。
あの人たちが言うように、もっと勉強していれば。良い大学に入れば。良い勤め先を見つければ。好きなことを仕事にすれば。金持ちと結婚すれば。死ぬほど働けば。
どれも、「知っている」から言えることであると思う。「知らない」は言い訳にならないが、「知らない」ことはその人の怠惰でもなんでもない。選択肢がない人たちがどれだけいるのか、どんな状況なのか。きっと当事者以外には想像もつかない。
想像できないことと想像しないことは天と地ほど違う。裕福生まれの心はさみしいのかも。生き物として全く別物なんだと思う。人間嫌いになりそう…。
ほんと、こんな考えのやつらばかりなら、沈んでしまえよ。
人を安く雇っといて、その目の前でよく言えるよなぁ。感心しちゃう。
幸せに生きてこられて、良かったですね。とてつもなく長生きしますように。
タイトルに「おまえらより」と入れようとしたけど、やめた。他人と比較するのは良くない。
私は最低限の頑張りでその分だけ楽しめたらいい。それくらいには頑張りたくないので、頑張らないことが私の正解で、幸せなのである。誰と比べる必要は全くなく、誰にとやかく言われる必要もない。（私はそれをちゃんと自分でいつも心に置いておける訓練をする必要は、ある！）
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