仕事へ行ったけど、腹痛の波が。大波小波。寄せては返す、海のよう…(ばかな喩えだ)
店長が温かいはちみつレモンを作ってくれて、飲むと体の中がじんわりあったかさが広がって気持ちよかった。でもやっぱり大波小波。
帰り道、薬を買おうといつもの裏通りじゃなく表通りを歩いた。小さな女の子が飛んでいる蝶々を手で捕まえようとひらひらとしていた。あろうことか、その蝶々が、通りすがった私の手に着地してしまった。
小さな彼女びっくり、お母さんもびっくり、何より私がびっくりだ。蝶々にとまられたことなんて、ない。カーキのパンツに黒いTシャツだったので木か自然界の何かに見えたのだろうか。
なんとなくそのまま過ぎていくのも申し訳なく感じたのと、なんなら手のひらで腰をおろしちゃった蝶を今のうちに捕まえてくれたらありがたいという気持ちで、小さな彼女に歩み寄った。捕まってしまうのは嫌らしく、捕まえようとするとバタバタと暴れてしまうので、彼女、断念。私、残念。
私の持ち物ごとく体に張り付いているのでなんだかちょっと可愛くなってきて、せめて緑か水場があるところへ返そうと、表通りから裏通り。計画中断。なにそれイレギュラーが人生を豊かにするんだ。道すがら視線の痛さヨ。あいつ蝶をくっつけていやがる、おかしな人だ。って声が聞こえてくるようだった。
結局、小さな公園に着くと、束の間の友達はハタハタと不安定に舞い上がっていった。なぁんだ元気だったのか。その間はお腹も痛くなかった。(そういうの見ると、虫の知らせなんじゃないかって家族を思い出します、)
表通りに戻って、目的の薬を見つけるのに3店まわった。そしてなんと、帰ってきて見たら、買った薬が欲しかったものと全く別物だったのです!なんとまぁ。大波小波に揉まれながらだったので、欲しかったのの隣を持っていっちゃったんでしょう。なんて他人事だけど、情けな悔しい。
お仕事は、まだ決まっていない。自分できっちりどこへいたって食っていけるようになるために、着々とやっていこうと決めた。
帰り道、いつもと1本違う道、見える景色が違う、なんとなく心に残ったひとときだった。
画像は、さっきの蝶、の簡略版です(失礼!)
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